四万十市トンボ自然公園保全条例の制定を求める意見書

投稿日時 2014-03-23 15:20:13 | カテゴリ: TOP

本会は次の意見書を提出しました。メールアドレスなどを省略しています。

平成26年2月26日
四万十市長 中平正宏様

四万十市トンボ自然公園保全条例の制定を求める意見書

貴市が、日頃から四万十市トンボ自然公園(以下、トンボ王国)に対し物心両面でご援助頂いていますことをトンボ関係団体として心よりお礼申し上げます。

今回文章を認めましたのは、トンボ王国の保全条例の制定についてのお願いであります。

トンボ王国は、昭和60年(1985年)のWWFジャパンによる525㎡の休耕田買取りに始まり、昭和63年(1988年)7月6日秋篠宮(当時、礼宮)様をお迎えしての開園式から今日まで、トンボを愛する人々、自然を愛する人々、高知四万十を愛する人々の心の潤いとなってきました。

また、平成11年(1999年)7月30日~8月1日には、“人・まち・トンボ”をキャッチフレーズとし第10回全国トンボ市民サミット中村大会(中村市後援)も開催されました。

トンボ王国は、私達の会員でもある杉村光俊氏が、四万十市の援助を受けながらほとんどお一人の力でここまで育て上げました。しかしながら、年を追うごとにトンボやその生息地保全に対する社会の関心が低下し、来園者の減少、公益社団法人トンボと自然を考える会の会員数の激減もあり、厳しい財政運営であると伺っています。

トンボ王国の意義、必要性は、改めて申し上げることはないと存じますが、
・トンボ王国は、日本全国でも屈指のトンボ保護区であり、多くのトンボ生息地が荒廃・消失している中、適切な管理の下、トンボ類の生息状況がむしろ活性化しているなど今後のトンボ類保護研究の場としても稀有な存在です。
・トンボ王国の存在が、清流四万十川に次いで市の象徴的な存在になっていて、その整備や維持など、世界中の研究者や自然愛好家からの支援も得て今日のトンボ王国があります。これを失うことはそれらの人々および、四万十市に対する社会の失望を招くことになるだろうと思います。
・今後、トンボ王国の生態系を健全に維持していく上で、壁状に谷を囲んでいる山林、特に池田谷分水嶺内側の山林保全が極めて重要であり、トンボを含めた飛翔性の昆虫類にとって狭義の生息場所だけでなく休息できる場所であり、外との繋がりのある周辺部の保全も重要です。

以上の理由をご賢察頂き、四万十市トンボ自然公園保全条例の早期制定を是非ともお願い申し上げます。

最後になりましたが、貴市のこれまでのご援助に感謝すると共に、ご発展を心より願い、結びの言葉とさせて頂きます。

日本トンボ学会  会長 松木和雄 印
〒918-8004 福井市西木田3丁目8-18 和田茂樹方
E-Mail:省略

関西トンボ談話会 会長 谷 幸三 印
〒630-8306 奈良市紀寺町1001-1 谷幸三方
E-Mail:省略

トンボ研究会    会長 村木明雄 印
〒536-0014 大阪市城東区鴫野西3丁目4-2-309 村木明雄方
E-Mail:省略




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